九州急行バスは昭和４１年９月に西日本鉄道・長崎県交通局・西肥自動車・昭和自動車・祐徳自動車の５社の出資によって出来た会社で福岡〜長崎間の特急バスを運行する専門のバス会社です。開通当初は１日６往復だったと聞いておりますが、当支配人がバスに興味を持ち始めたとき（昭和５８年頃でしょうか）このときには１時間間隔で１２往復の運行となっておりました。この後、高速道の開通で開通の度に順次高速道への乗せかえを行った結果、平成２年には福岡（天神）〜長崎間の所要時間が２時間１５分となり、鉄道と肩を並べるほどの速達性を持つほどになりました。その後、スーパーノンストップ便や福岡空港国際線・嬉野インター・嬉野温泉などを経由するノンストップ便などを新設し増発した結果、現在は平日６２往復、土日祝日６７往復で福岡（天神）と長崎の間が２時間１３分と会社の規模、車両台数、ダイヤともに大変充実したものとなっております。以前は途中のバスストップに停車していた九州号でしたが、平成１６年のダイヤ改正で嬉野温泉、嬉野インター、大村インター、諫早インター以外の停留所が廃止され全便がノンストップ便となった上に長崎自動車道のうち、長崎多良見ＩＣ〜長崎ＩＣ間が開通したことに伴って「大波止経由」も新設されした。平成２０年９月、嬉野温泉の停留所がこれまでの国道３４号線沿いからＪＲ九州バスと西肥バスが乗り入れていたバスセンターの発着となり現在に至っております。車両は長年三菱＋西工のみで揃えられておりましたが、平成１８年式車より日産ディーゼル＋西工が導入されております。長年西工Ｓ型で揃えられておりましたが、平成７年式以降は西工Ｃ型での導入となっております。車内は横３列で縦が１１列の正座席３２名に補助席が１０席でトイレが装備された車両で統一しております。特徴的なところは補助席でもマルチステレオのサービスがあるところでしょうか。しかし、長年利用されてきましたマルチステレオとビデオのサービスが平成１８年より廃止されており、現在はこれら設備が使われておりません。以降の導入車にはマルチステレオが設置されておりません。
ここでは九州急行バスの車両を紹介して参ります。本社・福岡営業所と長崎営業所と分けて紹介します。なお、年式と型式につきましてはＨＰ管理人である私の推測が含まれております。間違えなどがございましたら当支配人にお知らせ下さい。